こんにちは、図書館蔵書 小松です。
子どもの頃、母に連れられてよく博物館に行きました。
私のお目当ては帰り際に寄る博物館の売店。展覧会の図録と、時にはアンモナイトの化石や草食恐竜のマグカップ(温かい飲み物を入れると骨格が浮き出るもの)、綺麗な絵はがきなどを買い与えられて、幸せな気持ちで帰途につく、今思えば現金な子どもでした。家に帰ってから図録をめくる楽しみは、旅行アルバムを見る気持ちとも似て、見てきたことが嬉しいような、図録で知識を仕入れてみれば見逃したポイントが残念なような・・・。
さて、通常展覧会に行かなければ見る機会のない図録ですが、図書館蔵書で仕事をするようになって、見ていない展覧会の図録を大量に見るようになりました。日本全国でたくさんの展覧会が様々な切り口で開催されていて、それに関する図録や関連資料が刊行されていることに驚きました。
展覧会図録のMARCは、他の図書の場合と大きな違いはありませんが、2点の特別な項目が入力されています。展覧会図録であることを表す別置の「T」と、展覧会に特有な会期と会場の注記です。
この入力項目を利用すれば、
別置「T」 キーワード「2010 東京国立博物館」
というような検索で、2010年の東京国立博物館で開催された展覧会の図録を検索することができます。ただし、展覧会図録は、各地の図書館からお預かりしたものを入力しているので、全ての展覧会図録を網羅してはおりません。その替わりといってはなんですが、郷土資料館などのこじんまりとした図録もMARCにはかなり入力されています。
そんなこじんまりとした図録の中で、メンバーの中で最近話題になったはこれでした。
中国のお土産にこんな感じの魚とかありませんでしたか?
別の雑誌の特集はこちら。
上の図録のサブタイトルにあるように、小さな部品を組み合わせた金工品で、継ぎ目で形を変えられる置物だそうです。飾るかどうかは別として(蛇、伊勢海老などリアルで怖かったです)、ぜひ一度触ってみたい!