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オリンピックと家電と詩

入江陵介選手(競泳男子200m背泳ぎ)、鈴木聡美選手(競泳女子200メートル平泳ぎ)、銀メダルおめでとうございます!

みなさん、こんにちは。典拠の木内です。オリンピック観戦してらっしゃいますか? もちろん、わたしは毎日。オリンピックが見たくて、これを機会にテレビを購入しました。
家にテレビが届いた日は、嬉しかったなー。
こう書くと、まるで昭和の家族風景みたいですね。東京オリンピックが開催された1964年には、テレビの世帯普及率がグンと上がったそうです。当時の熱狂は一体どんなだったでしょう? されど、昭和も平成もオリンピックを見たい気持ちに変わりなし。ともあれ、時は移り、当節は地上波デジタル。チャンネル数の多さに「これ全部見てもいいの?」とニコニコしながら戸惑っています。


東京オリンピック1964」(とんぼの本)

フォート・キシモト(編),新潮社(編)
新潮社(2009.8)


あこがれの家電時代」(らんぷの本)

清水 慶一(著)
河出書房新社(2007.4)


ところで、人名典拠ファイルと格闘している典拠班の一員としては、各国選手の名前にも俄然注目。どこが姓で、どこが名の要素なのか? 姓と名の語順は? 日頃あまり出会うことのない辺境の国々の名前構成はどうなっているか?...などなど。今回、テレビで各国選手の英文表記を見ていると、すべてアルファベット大文字表記ですが、姓の要素となる部分は文字ポイントが大きくなっているようです。選手たちのプレーもさることながら、選手の名前にも熱い視線を送る毎日。職業病?


開催地が世界各地をめぐるオリンピックやワールドカップ、生中継でたのしもうとすると、やっかいなのが、時差。深夜からの観戦、白々と明ける朝を迎えながら就寝...なんて経験、ありますよね? そんなとき、いつも思い出す詩があります。
 谷川俊太郎「朝のリレー」
久々に読み返してみました。思っていたよりも短い、とびっくり。それだけ、広がる世界が豊かなんですね。


いまぼくに 谷川俊太郎詩集」(詩と歩こう)

谷川 俊太郎(著),水内 喜久雄(選・著)
理論社(2005.7)


日本に居ながらの、ロンドン時間。睡眠不足はいなめません。しかも連日の猛暑。みなさま、体調管理は万全に、どうぞお気をつけてお過ごし下さい。
そして、選手のみなさん、応援しています!

コメント (2)

鈴木隆雄:

> 東京オリンピックが開催された1964年には、カラーテレビの世帯普及率がグンと上がったそうです。

とありますが、当時の生き残りの一人としての印象では、これは間違いだと思います。実際には、白黒テレビの世帯普及率が上がったのであり、カラ―テレビが普及し出したのは、1968年頃になってからだと思います。(ソニーのトリニトロン等の発売の後で。)

【参考】家電の昭和史
http://www.kdb.or.jp/syouwasiterebi.html

典拠 木内:

鈴木さま、ご教授ありがとうございます。こちらの不勉強を恥じるとともに、ご指摘を感謝いたします。
記事を修正いたしました。
(修正前:カラーテレビ、修正後:テレビ)

当時、多くの人たちは白黒テレビで観戦していたのですね。カラフルな国旗やユニフォームも、何色だろう?と想像して楽しんでいたのだと思うと、感慨深いです。

これからも、データ部ログをよろしくお願いします。

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