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再会

先日仕事中に思わぬ再会がありました。
それは幼き日に出会った1冊の本です。

「おばあちゃんのぼうし」

当時自分がいくつだったのかも定かではないですが、祖母の部屋でその本を目にした記憶の底の思い出がまざまざと蘇りました。
洋書の薄いペーパーブックでもちろん英語なんて読めなかったので余計に絵の印象が強かったのだと思います。

お話に出てくる真っ白い猫はなんだかいじわるそうだし(当時の私にはそう見えました...)
屋根裏部屋には大きな柱時計があってこわそうな顔に見えたり
部屋の隅にはクモの巣がかかっていてちょっと不気味そうだったり。
かわいらしいおばあちゃんが色とりどりのいろんな帽子をお披露目してくれるのですが、その帽子がなかなか奇を衒ったものが多くてびくびくしたものです。
鮮やかな紫の帽子がなぜか恐ろしかったり網の帽子なんてもう大変です。
そうなるともう唯一の味方だったおばあちゃんは自分の中にはどこにもいなくなりものすごく心細くなったことを強く覚えています。
自分の祖母もどうにかなってしまうのではと不安は増すばかり...。
いまとなってはなぜこの紫の帽子がそんなに怖く感じたのか...全く謎です。こどもって不思議。

この本が世に出たのは1968年のイギリスだそうで意外と古い本であることに驚きました。
またこの本はGrandmother Lucyシリーズの一冊で他にあと三冊があるらしく、イラストはすべてこの本と同じ作家、フランク・フランシスが手掛けているとのこと。
いま見てもとても印象的なイラストで拝見してみたくなりました。
ただし現在日本語で読めるのはこの本だけのようです。

幼少期に出会った本と思わぬところで再び出会うというのは過去にどんな思いを抱いていたにしろ、なかなか心ときめく体験ですね。

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コメント (4)

図書出版クレイン:

「おばあちゃんのぼうし」との再会のお話が身にしみました。そんな感慨を抱かれている方がおられるとは想像だにいたしませんでしたから。絵本には、そんな出会いや再会が数多くあるのでしょうね。

データ部典拠 津崎:

コメントありがとうございます。
この絵本の表紙を見たときは「まさか!」とどきりとしてしまいました。
子どもの頃の記憶は普段は忘れていて意識することもなかなかないのに、ふとしたことをきっかけに「ああ懐かしいな」と感じることが特に絵本に多いように感じます。
今回この絵本に再び出会え、また日本語でこの絵本を読めることをとても嬉しく思いました。

今後ともデータ部ログをよろしくお願いいたします。

図書出版クレイン:

 はい、これからもデータ部ログを楽しみにしております。お元気で業務に励まれてください。

データ部典拠 津崎:

あたたかいコメント、ありがとうございます。
日々本との出会いに胸躍らせながら今後も励みたいと思います。

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