いつも天文ネタを書いている気がします。私は「仲秋の名月」つまり仲秋=陰暦8月の満月だと思っていました。「中秋」というのは陰暦8月15日のことを言うのだそうです。結果的には同じような気もするのですが。さて今年の「中秋の名月」は9月30日です。ちょうど日曜日ですから天気がよければ「お月見」をしたいものです。
月といえば先月には初めて月面に立った地球人ニール・アームストロングさんが亡くなりました。アポロ11号による月面着陸は1969年のことでしたから既に40年以上前のことになりますが「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」というアームストロング船長の言葉はあまりにも有名です。思えばユーリイ・ガガーリンさんの「地球は青かった」、ワレンチナ・テレシコワさんの「私はカモメ」等、宇宙飛行士の発言はよく残っていますね。
なんと「魂を熱くさせる宇宙飛行士100の言葉」という本がありました。実はこの本の版元、彩図社は「100の言葉」が付く本を9点、出版されています。分類、件名はどうなっているでしょうか。一番多いのは、分類が159.8で件名が「名言」で4点あります。同様に159.84「名言」+「経営者」で2点あります。この分類はNDC新訂9版で新設された「ビジネス・経営に関する金言・格言」です。そして残りの3点は159ではありませんでした。「音楽家100の言葉」は762.8「音楽家」、「甲子園100の言葉」は783.7「高校野球」で、どちらも7類。やはり名言は言った人によって重みが違います。伝記の分類と一緒でNDC 7類の芸術やスポーツ分野の人の発言は、その分野に置いた方がいいようです。そして残ったのが「魂を熱くさせる宇宙飛行士100の言葉」、538.9「宇宙飛行士」でした。彼らの発言だからこその重み、この分類、件名は合っているように思いました。