先日、小学3年生の子供の国語の教科書をパラパラ見ていると、昔読んだような話が...。
いっきに読んでしまってからタイトルを見直すと、安房直子「きつねの窓」でした。
そういえば実家に安房直子さんの本があったなあと。
久しぶりに読んで、懐かしくなりました。
少し悲しいような幻想的な世界は、小さいころ感じた何とも言い表せないような寂しい気持ちにぴったりで、今の子供たちが読んでも同じような感想を抱くのか興味がわきました。
私が持っていたのは叔母が買ってくれた「風と木の歌」という短編集で、その中に「きつねの窓」もありました。
「風と木の歌」
偕成社(2006.8)
そういえば叔母は本を選ぶのが上手くて、様々な児童書を私に贈ってくれました。
今思い返してもシブい選書でカッコよく、ちょっと憧れの叔母でした。
母が奥付のあたりに、「しょうこちゃんへ、昭和○○年 おばさんより」とマジックで書いてくれていました。
私が子どものころは、本に購入年月日や贈り主の名前を親が書いてくれたものです。
今はそんなことしないですが、うちだけの習慣だったのでしょうか...。
大事に使ってねということだったのかもしれません。
コメント (2)
うちの夫も、学生時代までは本を買った年月日を奥付にメモしていたようです。長年の愛読書など取り出しては「これは中学生の時に読んで…」などと、当時の感想をよみがえらせています。おこづかいの範囲で1冊1冊大切に買って読んだ本に寄せる思いは格別なのでしょう。(本人にバレるとはずかしがるので今回は匿名でコメントしました☆)
投稿者: データ部 とく名子 | 2012年10月12日 18:37
日時: 2012年10月12日 18:37
とく名子さま
買った年月日を奥付にメモ、素敵な習慣です!
大人になってから再び読むと一味ちがうことでしょう。
お金では買えない付加価値のついた、自分だけの1冊になりますね。
投稿者: 雑誌 半澤 | 2012年10月15日 14:05
日時: 2012年10月15日 14:05