先週に続き、新座ブックナリーをご紹介します。
倉庫に棚入れされた本たち。
ここから注文を受けて在庫に引きあたった本を棚から取り出す作業をピッキングといいます。
翌日装備する図書を前日の夜から当日の朝にかけて人の手でこの作業にあたりますが、ピッキングは各図書館ごとに週に1回、まとめて行っています。
各フロアに設置されたベルトコンベアの後ろにも貴重なシリーズ本がずらり。
一人に一つ割り当てられたハンディターミナルが、該当図書のある棚番号や現在の在庫数などを教えてくれるのでその表示にしたがって本を抜き取っていきます。
棚入れされた本は同じシリーズのものでも並んで在庫されているわけではなく例えば上巻と下巻が離れた場所にある場合も多々。
160万冊という膨大な数の在庫があっても繰り返しハンディで読み取ることでほとんど誤差なく精確に管理することができるのです。
こうしてピッキングした本はオリコンに入れて、ベルトコンベアで装備ステーションへと運ばれていきます。ちなみにオリコンとは「折りたたみ式コンテナ」の略です。写真の奥に折りたたんで積まれているのが見えますね。
近所の中学生なども見学に訪れることがあるらしいのですが、このフロアはやっぱり人気があるそうです。
※明日の最終回に続きます。