« 内容紹介について(ダイジェスト第19回) | メイン | 読書家の面影 »

学習件名について(ダイジェスト第20回)

今日は、先日ご紹介した「件名」とは一味違う「学習件名」について、データぶー子がお伝えします。

databuko9.gif

「学習件名」とは、子どもたちが学習課題や自分の興味で何か調べようとするとき、調べようとすることがら(件名)が「どの本」の「どこに」書かれているかをあらわした、いわば「子ども用の件名」です。子ども向けのノンフィクションを対象に付与しています。

たとえば自由研究で、「台風」について調べたいとき、タイトルで「台風」を含むものを検索すると、「台風」を主題とする本以外の小説なども拾ってしまい、どれを読めばいいのか子どもには判断できません。
件名標目の場合、図書内に「台風」に関する記述があったとしても、それが本全体の主題でない限り件名標目として採用していません。したがって、件名「台風」で検索したのに、ほんの数冊しか見つけられなかった...ということもありえます。

しかし学習件名は、「1p以上の記述があれば採用」そして「最大99件まで付与できる」というのが大きな特長です。したがって、「天気のしくみQ&A」のように、タイトルにその語を含んでいなかったり、図書中の数ページだけしか記載されていないような本からでも、「台風」に関する情報を探し出すことができるのです。

何をテーマとして調べ学習や自由研究を進めるかさえ決まっていれば、さまざまな本からその情報を探し出せるというスグレモノ。それが学習件名なのです。

学習件名には、その言葉が出現した「ページ付け」も付与しています。つまり何ページから何ページまでその記述があるか、一目瞭然なのです。
図書館で「どちらの本を借りようか...」と迷ったときには、ページ数の多寡を参考にしてみてくださいね。

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年3月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク