爽やかな陽気にさそわれ、地元なのにまだ行ったことのなかった図書館に先週はじめて行きました。
「いたばしボローニャ子ども絵本館」、イタリアのボローニャ市から寄贈された海外絵本を所蔵する、絵本だけの図書館です。
廃校になった小学校の1教室を利用した、こじんまりとした施設ですが、靴を脱いで上がれるコーナーもあり落ち着くのにちょうどいい大きさ。
寄贈のため、日本で定番とされているようなものとはまた違ったコレクションですが、普段あまり目にすることのない東欧やアフリカ、中東の絵本など、絵本なので字が読めなくても充分楽しめます。
ボランティアによる日本語の対訳がつけてあるコーナーがあったり、日本語版もあるものは日本語版とセットで読めるよう一緒に並べてあるなど、工夫されています。
そんな中で面白い絵本を発見。「好餓的毛毛虫」、中国語版の「はらぺこあおむし」です。
あおむしだと表面がすべすべに感じますが"毛毛虫"だとカユい感じ。
今まで気がつかなかったけれど、あおむしの表面には毛がびっしり描かれているのでした。
英語版「The Very Hungry Caterpillar」と、日本語版とも3冊並べて見てみると、英語版は最後で蝶々に変わるところで主語が"He"になっていて、あおむしは男の子だったのか~と今さらびっくり。
蝶々は女性のイメージでしたが、色々食べ過ぎてお腹が痛くなるあたり、少年ぽいかな。
よく見ると最後の蝶々の顔もへの字口で、羽化して戸惑っているのか疲れちゃったのか、見開きいっぱいに広げたカラフルな羽とトホホな表情は対照的で、それもまたいいのでした。
"比べてみる"楽しさを満喫した後は、有名(?)らしい近場のスタミナ系定食屋さんで満腹になって帰りました。