« きょうのデータ部☆(10/9) | メイン | 「ハーグ条約はス‐フラーフェンハーヘで締結されました」?? »

鈍行列車の旅に欠かせない一冊


10月木曜のテーマは「旅とガイドブック」。


というものの、出不精な私は旅がニガテで、たまに友人に誘われて行く程度。そんな時も、出発日が近づくとワクワクするどころか気が重くなるほどで。これまでの人生で、旅行ガイドブックを買ったことってないかも...。

そんなダメダメな自分ではありますが、かつて頻繁に旅をしていた時期がありました。それははるか昔の高校時代。当時、全寮制の高校に通っていたので、休みのたびの帰省は、まさに「旅」でした。


交通手段はもちろん「青春18きっぷ」(普通列車が1日乗り放題になるおトクな切符)。その高校は1日にバスが2本しか走らない東北の山奥にあったので、早朝に寮を出発しても、茨城の実家に着くのは夜になってから。時間のかかる鈍行列車の旅には、本とウォークマンが必須アイテムでした。

帰省時は荷物が多いので、持参できる本は3冊が限度。帰省1週間前から旅に合う本を厳選します。


3冊のうち1冊は、ドストエフスキーやら古井由吉やら、ちょっと(だいぶ?)背伸びをして選んだ本(たいてい読み通せずに途中で挫折)。

もう1冊は、山田詠美やよしもとばなななど、青春まっただなかの10代女子の必読本(「放課後の音符」と「哀しい予感」が大好きでした)。


そして、絶対に忘れてはならない1冊。それは、「JR時刻表」のポケット版。本数の少ない列車を何度も乗り継ぐので、これがないとその日のうちに家にたどりつけず、友だちの実家で一泊お世話になるなんてことも。また、時間に余裕がある時には、親に内緒でルートを替えて観光したりも。
時刻表はガイドブックとはちょっと違いますが、当時の私にとってはなくてはならない旅の相棒でした。


でも、今ならスマートフォンがあれば、本は電子書籍で何冊でも持参OK、音楽は何百曲でも携帯できるし、乗り継ぎも時刻表アプリでバッチリ。あの頃から考えると夢のような時代になりました。

私もいまやスマートフォンユーザーではありますが、どの本とカセットテープを持っていくかに頭を悩ませていた頃が、ちょっぴり懐かしい気もするのでした。


★お知らせ★

TRC本社移転に伴うサーバー移転作業のため、以下の期間「データ部ログ」の閲覧ができなくなります。ご了承くださいますようお願いいたします。

期間:2013年10月12日(土)午前8時~10月13日(日)午前10時

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク