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鈍行列車の旅に欠かせない一冊


10月木曜のテーマは「旅とガイドブック」。


というものの、出不精な私は旅がニガテで、たまに友人に誘われて行く程度。そんな時も、出発日が近づくとワクワクするどころか気が重くなるほどで。これまでの人生で、旅行ガイドブックを買ったことってないかも...。

そんなダメダメな自分ではありますが、かつて頻繁に旅をしていた時期がありました。それははるか昔の高校時代。当時、全寮制の高校に通っていたので、休みのたびの帰省は、まさに「旅」でした。


交通手段はもちろん「青春18きっぷ」(普通列車が1日乗り放題になるおトクな切符)。その高校は1日にバスが2本しか走らない東北の山奥にあったので、早朝に寮を出発しても、茨城の実家に着くのは夜になってから。時間のかかる鈍行列車の旅には、本とウォークマンが必須アイテムでした。

帰省時は荷物が多いので、持参できる本は3冊が限度。帰省1週間前から旅に合う本を厳選します。


3冊のうち1冊は、ドストエフスキーやら古井由吉やら、ちょっと(だいぶ?)背伸びをして選んだ本(たいてい読み通せずに途中で挫折)。

もう1冊は、山田詠美やよしもとばなななど、青春まっただなかの10代女子の必読本(「放課後の音符」と「哀しい予感」が大好きでした)。


そして、絶対に忘れてはならない1冊。それは、「JR時刻表」のポケット版。本数の少ない列車を何度も乗り継ぐので、これがないとその日のうちに家にたどりつけず、友だちの実家で一泊お世話になるなんてことも。また、時間に余裕がある時には、親に内緒でルートを替えて観光したりも。
時刻表はガイドブックとはちょっと違いますが、当時の私にとってはなくてはならない旅の相棒でした。


でも、今ならスマートフォンがあれば、本は電子書籍で何冊でも持参OK、音楽は何百曲でも携帯できるし、乗り継ぎも時刻表アプリでバッチリ。あの頃から考えると夢のような時代になりました。

私もいまやスマートフォンユーザーではありますが、どの本とカセットテープを持っていくかに頭を悩ませていた頃が、ちょっぴり懐かしい気もするのでした。


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