雑誌:半澤です
まだ11月ですが、勝手に雑誌の1年の総括をすると、なんといってもトピックは"バッグサイズ""ハンディサイズ"と呼ばれる小型サイズ誌でしょうか。
表紙も含め内容は通常版と同一で、サイズが縮小された小型版の刊行が2012年半ばから女性誌で始まりました。2013年になると多くの雑誌が小型版を刊行しにぎやかに。
発売日は同じなので、たっぷりとした通常版か、女性のバッグに納まって電車の中でも読みやすい小型版か好きな方を選んで買うことができて便利ですね。
さて雑誌データはどうなるかといいますと、2サイズあれば2サイズそれぞれのデータを作成します。
内容は同じなのだから、目次も同じはず...ですが、通常版には小型版発売のお知らせのページが目次にあり小型版にはそれが無い、おまけの化粧水サンプルが小型版には付かないなど微妙な違いがあり気が抜けません。
小型版は字も縮小されているので、目を懲らして見ないと...など、なかなか手強い相手です。
小型サイズは「MEN'S CLUB」など男性誌でも出現し、ますます増えたなあと思っていたら、このようなものが。
「文藝春秋」9月臨時増刊号「大きな文字の文藝春秋」。
内容は芥川賞の受賞作を掲載など通常の9月号と同じで、雑誌のサイズが3cm大きく文字が大きい、小型版の逆です。
小さな文字が読みづらい人に向けたものだそう。
ニーズによって様々な形態が考えられ、来年はどんな展開になるのか楽しみなような、データを作る立場だとちょっととまどうような、複雑な気分です。