みなさまこんにちは、データぶー子です!
お久しぶりです。はや師走となり、どなたもお忙しいことでしょう。
12月は年末特別企画、データ部ログ ダイジェスト第2弾をお送りいたします。
TRC MARC をご利用いただく上で、きっと役に立つ記事を再録いたします。
今回のラインナップは...。
第1回 読みについて 1
第2回 読みについて 2
第3回 分かち書きについて
第4回 図書記号について
第5回 装丁について 1
第6回 装丁について 2
では、さっそく「統一読み」について、まいりましょう!
~☆~☆~
統一読みの話
今回は「統一読み」についてご紹介します。
統一読みについてはこちらの記事で詳しく説明していますが、今回はより実践的に、自分が検索するときにどうすればもれなく検索できるかをお話しします。
そもそも、なぜ統一読みを決めているのか?
日本語の漢字は、同じ漢字でも何通りものヨミがあるのが普通です。
人によってその漢字をどう読むかはマチマチで、検索した人によってMARCにたどりつけたり、つけなかったりするのは便利とは言えません。
そこで、「この漢字はTRC MARCではこう読みますよ」と決めることによって、誰が検索しても同じMARCにたどり着けるようにしたのが統一読みです。
一見便利そうですが、使い慣れていないヨミが統一読みになっているものもあります。
有名なところでは「私」。日常生活では「ワタシ」と読む方が大半だと思いますが、TRC MARCの統一読みは「ワタクシ」です。
この統一読みを知らないと、「ワタシ」でヨミ検索し、実際存在する「私」の漢字を持つTRC MARCよりもはるかに少ない数しかヒットしない...ということになりかねません。
ここで、いくつかTRC MARCの統一読みをご紹介。
明日 アス
日本 ニホン
世論 セロン
二十歳 ニジッサイ
便覧 ベンラン
全ての統一読みを覚えるのはなかなか難しいです。
ただ、「統一読みというものが存在する」ということだけを頭の隅に留めておいていただくと、
カナ読み検索でやけにヒット数が少ない
→自分が検索したカナ読みは統一読みじゃなかったのかも?
→統一読みで検索、わからない場合は漢字で検索
こんな風に検索し直すと、より効率的に探せます。
ぶー子よりちょっとつけたし。
「統一読み」を決めるにあたっては、昨日のブログにも登場した「広辞苑」などの辞典類にあたって決めております。
「ニジッサイ」という数字の読み方は、、「日本目録規則」に定められた「片かな表記法」に従っています。
くわしく知りたい!という方は、データ部ログの企画記事「MARC MANIAX目録」カテゴリー「読み方」をお読みいただければ幸いです。