みなさま、こんにちは。
データぶー子がお届けする、データ部ログ ダイジェスト第2弾!!
日本語の表記と読みの世界はホントウに広く深いですね。
ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、記号。
いろんな文字を組み合わせて表現できるのが、日本語の魅力なのかなあ、と思いますが、ときには「これは何と読むの?」「どう読むのが正しいの?」と悩むことも...。
さあ、そんな時MARCはどういった考え方でヨミを決めているのでしょうか?
~☆~☆~
普通ならこうは読まないタイトルヨミについて
今回は、タイトルに「普通ならこうは読まないようなルビ」が付いている場合どうするのか?をお届けします。
「10年先を考える女(ひと)は、うまくいく)」
有川真由美(著)
PHP研究所(2013.2)
「女」に「ひと」というルビがふってあります。
ルビがある場合の記述は、「漢字を宛字的に読んだものや特殊な読みがひらがなまたはカタカナで情報源に付されているときは、それが付されている語の直後に、( )で囲って入力する。」と決まっています。
ルビがある場合のヨミは、「ルビヨミ」を「タイトルヨミ」として、普通に読んだ場合のヨミを「タイトルの統一ヨミ」として入力し、その本独自のルビヨミと普通のヨミ、両方から検索できるようにしています。
従ってMARCはこうなります。
タイトル 10年先を考える女(ひと)は、うまくいく
タイトルヨミ ジュウネンサキ/オ/カンガエル/ヒト/ワ/ウマク/イク
タイトルの統一ヨミ ジュウネンサキ/オ/カンガエル/オンナ/ワ/ウマク/イク
ほかにも探して見ると
お笑い芸人・山崎邦正から落語家・月亭方正に転身・改名して話題になった著者による
(ちなみに2つの名前は相互参照になっています 相互参照についてはこちら)
「僕が落語家になった理由(わけ)」
月亭方正(著)
アスペクト(2013.2)
照明デザイナー 石井幹子さんの
「美しい光でつくる暮らしの照明(あかり)」
石井幹子(著)
朝日出版社(2013.1)
等、結構出ているようです。
そんななかで、私が目をひきつけられたのは、
「彼女たちの売春(ワリキリ)」
荻上チキ(著)
扶桑社(2012.11)
シンプルなタイトルなのに、このルビを見るとしばし考え込んでしまいます。
ルビヨミを付ける事で出会いの広がる本もあるのでしょうね。
ぶー子よりちょっとつけたし。
こちらの記事も参考になりますよ!
「刑事と書いて何と読む?」