みなさまこんにちは、データぶー子です!
意外に早く会えましたね。ぶー子うれしい!
3月はフレッシュマン(?)特別企画、データ部ログ ダイジェスト第3弾~図書館蔵書編~をお送りします。
「図書館蔵書」って、ぶー子はずーっと不思議だったんです。
TRCは図書館の本屋さんだから、TRC MARCを作成してる本はみんな図書館蔵書(候補)でしょう?
それが、今回ダイジェストしてみてわかりました。
「図書館」の「蔵書」をあずかってMARCを作成するから「図書館蔵書」なんですって。
え、しってる? ゴメンナサイ。
ちなみに「遡って」MARCを作成するから、社内では「遡及」とも呼ばれてるらしいのよ。
というわけで、3月は郷土資料や行政資料を扱う時のTRC MARCの見方や、
データ作成の参考になる記事を再録します。
ラインナップは...。
第1回 図書館蔵書で扱う図書(この記事です)
第2回 4情報源がそろわない場合
第3回 補記のはなし 1
第4回 補記のはなし 2
第5回 文化財調査報告書のMARC 1
第6回 文化財調査報告書のMARC 2
第7回 文化財調査報告書のMARC 3
では、ダイジェストいってみます。
~☆~☆~
図書館蔵書では、図書館からTRC MARCに該当するMARCがない図書をお預かりしてデータを作成しています。今現在、書店に並んでいるような一般に流通している本は、図書館で受け入れる時にはTRC MARCがすでに作成されているので、新たにMARCを作成する必要はありません。ですから、図書館蔵書でお預かりしてTRC MARCを新たに作成するような図書や資料は、一般の方の目にふれる機会が、なかなかないようなものが中心です。
たとえば、
行政(省庁、地方自治体、教育委員会など)が刊行したもの。
団体(出版業でない企業、博物館、学校、学会、公共団体など)が刊行したもの。
個人やサークル(文芸の社中、サークル、勉強会など)が刊行したもの。
こうした、いわゆる出版社以外から刊行される図書に共通しているのは、マチマチな点が多いこと・・・。大きさや製本といった図書の作りから、情報源の数やその内容、図書の中身に到るまで、出版社から刊行される「普通の本」と異なり、イレギュラーなものが多いのです。
そういった図書を、どのようにMARCの形におさめるか。わかりやすいMARCをとるには、イレギュラーに慣れっこの図書館蔵書のメンバーも、首をひねったり頭を抱え込んだりすることがしばしばです。
とはいえ、イレギュラーとはいっても、文化財関係の報告書に代表されるように、形式と目的がはっきりした種類のものもあり、その種類ごとの特徴をつかみさえすれば、簡単に必要な項目が網羅されたMARCをとることができるという一面も、図書館蔵書の仕事にはあります。
★ぶー子からひとこと
図書館蔵書って、フロアが違うし、流行に敏感なワタクシごのみの本もないし、あんまり遊びに行かないんだけど、ちょっとお仕事覗きにいきたくなってきたなぁ。