こんにちは、データぶー子です♪
昨日にひきつづき今日もワタクシがお送りします。
今ご紹介してる図書館蔵書の本って、よく言えばシンプルなんだけど
表紙にも絵や写真がなかったり、写真があっても白黒だったり、
新刊書の棚を見慣れてると、なんだか寂しい見た目の本が多いのよね~。
でも、寂しいのは見た目だけじゃないらしいの。
新刊だと情報源は4つっていうのが定番だけど、図書館蔵書の本はそれが
揃わないことも多いんですって。
というわけで、今日は行政資料の情報源についてダイジェストしますね。
~☆~☆~
行政資料といっても種類はいろいろ。自治体の要覧、各種調査・統計、事業概要のほか、文化財関係、一般向けのガイドブックや広報資料の類まで。何からご紹介したらよいか迷いますが、まずは、行政資料全般によく見られるケースをご紹介しようと思います。
図書館蔵書も、データ作成の手順は新刊目録をご紹介したMARCが出来るまでと、ほぼ同じです。そこで、図書を手にとって、4情報源をチェックするところから始めてみます。
はじめに標題紙、次に奥付、背、表紙という順番で見ていきます。
.........。
まず標題紙がない!
こんな場合はどこからタイトルなどの情報を採用したらよいのでしょうか?
標題紙がないケースは、普通の図書にも時々ありますが、特に行政資料にはとても多いケースです。
こうした場合は、表紙を標題紙とみなして、目録を作成します。
つまり、
表紙>奥付>背
の順に優先してタイトルや責任表示を採用することになります。
ただし、表紙で代用というのは標題紙がない場合のみの特別なケースで、
標題紙以外が欠けている場合は、
標題紙>背>表紙 (奥付がない場合)
標題紙>奥付>表紙 (背がない場合)
というように優先順位を繰り上げて採用するだけでOKです。
併せ技で、表紙>背(標題紙、奥付がない場合)というようなこともありますね。
もっと極端に、標題紙なし、奥付なし、そして背自体がなし・・・などというケースも行政資料にはよくあります。こうなると情報源が1箇所だけなので、いっそすがすがしいくらいですが、困ってしまうこともあります。
情報源が少なくなるということは、必然的に情報量も少なくなりがちで、時には、MARCに必要な情報が、情報源から得られない場合もあるのです。