雑誌:半澤です
4月の月曜日は「1年生」というテーマでお送りいたします。
子供の通っている小学校では、読書週間にボランティアで保護者による読み聞かせがあります。
何年か前に読もうと思って準備していたのはこちらの詩集。
おめでとうのいちねんせい
糸井重里詩 日比野克彦絵
小学館(1989.12)
25年前の発行ですが、初めて学校に行く1年生の気持ちはきっと今も同じ。
授業中にトイレに行きたくなって困ったり、習い事をやめたいのだけど親に言いだせない...なんて「あるある」が満載で、読んであげたくなりました。
持ち時間の15分では全部紹介できないので、自宅で子供に読んで聞かせ、好きな詩を選ばせて付箋紙をはり、当日に臨みました。
さて当日、私の担当のクラスが1年生だったら良かったのですが、当たったのは3年生のクラス。
そこで読み始める前にこんな説明をしました。
「みんなはもう3年生だけど、1年生だったころのことを思い出して聞いてね。そして1年生の妹や弟がいる人は、今きょうだいの気持ちはこんなかなぁと思って聞いて下さい。」
我ながらナイスフォロー、これならどの学年でもOKです。
読み終えて学校の廊下を通る時、他のクラスからはまだ読み聞かせの声が聞こえていました。
読んだ本の書名とクラスを書き込むノートが受付に置いてあり、沢山のお母さんたちが選んだ本のタイトルがびっしり。
自分の子供もだれかのお母さんに読んでもらっていると思うと、なんだか暖かな気持ちになったものでした。