ご存知、データぶー子です。
今日も児童用内容紹介についてお話しちゃいます。
★昨日の復習★
TRC MARCでは、絵本や児童向けの読みものなどに対して、児童用内容紹介を作成しています。
児童用内容紹介とは、一般向けの内容紹介とは別に、児童(小学生・中学生)が読むことを想定した内容紹介のことです。
さて、この児童用内容紹介。実は読者対象年齢よりも上の学年で習う漢字にはきちんとルビを振っています。
ここでクエスチョン。
一体どうやって、一つ一つの漢字を見分けているのでしょうか?
「そのつど、漢字辞書などを調査?」
「作業メンバー全員が漢字達人で見ただけでわかるとか?」
いえいえ、実はとっておきの秘密道具があるんです!
...というのはやや大げさですが。
答えは
「TRC MARCの入力システムに、学習指導要領に則った漢字の識別機能を持たせて、対象学年をクリックするだけで、自動的に見分けられるようにしている」です。
実例をお見せしましょう。
「中国の歴史 人物事典」の児童用紹介文です。
読者対象年齢は小学校高学年です。
対象年齢の「小5-6」にチェックを入れ、「漢字チェック」をONにすると、こんな風に表示されます。
太字になっているものが、対象年齢よりも上で習う漢字、アンダーラインが引いてあるものが、対象年齢以下で習う漢字になります。
ルビが必要なのは太字のものなので、その後ろに( )でルビを振ります。
これが完成形です。
いかがですか?
子どもたちが読みやすいように、ルビを振るためのこのシステム。
初めて見た人はみんな「おお~!」と驚いてくださるのですが...。
(ぶー子も最初びっくり!!)
何度も見ていると、「この漢字は低学年で習うのか!」という、役に立つのかどうかよくわからない知識も増えるのでした。
学習件名、教科書単元、児童用内容紹介について5回にわたりご紹介してきました。
これらをぜひ、子どもたち自身が本を楽しめるような環境づくりに役立てていただけたら嬉しいです。
来週も、新企画記事でお会いできるはず。
ぶー子と一緒にNDC(日本十進分類法)について勉強して
行きましょう。
お楽しみに!