明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
6月は5件の件名を新設しました。
その中に「疑似科学」という件名があります。
疑似科学と聞いて私がまず思い浮かべるのが、血液型によって人の性格が決まる、というもの。
小さい頃から、私の回りでも当たり前のように
「あなたは飽きっぽいねぇ。A型だね~。」
「お姉ちゃんはO型だからおおらかだよね~。」
などと聞かされていたので、これが科学的根拠の薄い疑似科学、と言われたところでなかなか信じられませんでした。
血液型別の取り扱い説明書的な本もいっぱい出ていますしね。
...ところが。
先日、同僚とランチしたときに驚くことを聞かされたのです。
妊娠して血液検査を受けた彼女。
その結果に彼女も目が点に。
彼女は30年弱O型だと思って生きていたのですが、今回B型だと言われたそうです!
なんてこと!!
生まれてすぐに血液型を調べても大きくなる過程で変わってしまうことがある、と聞いたことがあります。
彼女もそうだったのでしょう。
幸い(?)ご両親の血液型を考えるとB型もありだったようですが。
それにしても、この一件で考えてしまいました。
B型だと思ってこれまで生きてきたら、もしかしたら彼女の人生は多少違ったものになっていたかもしれないなぁ、と。
だから血液型なんて当てにならない、と一度は思った私。
でもやっぱり、先日も食べこぼしてすこーしだけシャツが濡れてしまっただけなのに「つぎのにする!」と着替え出した長男を見て「几帳面だよなぁ、絶対A型!」と考えている自分がいました。
疑似科学、いつの日にか解明されて本当の「科学」に昇格できる日が来るのかもしれませんね。