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なつかしい時代小説

こんにちは、典拠 小松です。

9月のお題は時代モノということです。
時代モノ、と聞いて思い起こすものをは人によると思いますが、私にとっては時代モノといえば時代小説です。

中学高校時代、読むペースに合わせて本を買うにはおこづかいが足りなくて、家族の本棚から面白そうなものを見つけ出しては読んでいました。中でもお世話になったのは父の本棚です。

父の蔵書は、今にして思えば大きく分けて4つ。美術書、戦記物、推理小説、時代小説...。今から思えば、なぜ時代小説を選んだのかわかりませんが、美術書は重くて通学に持ち歩くのに不向き、戦記は趣味に合わない、推理小説は海外のものが多かったので翻訳の文体に馴染めない、そんな消去法で時代小説だったような気もします。

ちょうど、その頃は中村吉右衛門(2代目)が鬼平を演じる「鬼平犯科帳」がゴールデンタイムで放送されておりました。そんな背景もあって、何の抵抗もなく池波正太郎から入って、藤沢周平、岡本綺堂、山本周五郎...と読み進めていきました。今思えば吉川英治や柴田錬三郎などはあまり本棚になかったです。剣客小説はそれほど好きではなかったのかもしれませんね。とりあえず家にある読みやすいものは読み尽くして、学校の図書室へ移動です。

母校の図書室は、ミッション系女子校のわりに時代小説の蔵書がたいそう充実しておりました。

子供ごころにも「これ多すぎでは?」と思いながら、借り出しては読んでいたところ、貸出カードに必ず私の前に英語のS先生と歴史のO先生の2人の名前があることに気付きました。犬猿の仲と生徒の間でも有名なお2人でしたが、こんな共通の趣味があったとは。充実の時代小説の蔵書は、おそらく2人のリクエスト(あるいは寄付)だったのでしょうね。ここではじめて充実した時代小説の蔵書に納得がいったのでした。あの頃から長い月日が経ちましたが、あの後貸出カードに誰かの名前が追加されることはあったのか。そもそも蔵書として残されているのでしょうか。ちょっと気になります。

今ではあまり読む機会はありませんが、時代小説を手のとると2人の恩師の姿が目に浮かびます。
今ごろはおそらく悠々自適。何を読んでいらっしゃるかなぁ。

時代小説といえば、先日気になったのはこれ。
お文の影

宮部みゆき著
KADOKAWA(2014.6)

表題作の後日談にあたる短編(「灰神楽」)を以前に読んで、しばらくは夜にお手洗いに立てないくらい怖かったのものでしたが、同じ登場人物の解決篇を読むことができて、ちょっとすっきりとしました。

時代小説に限りませんが、登場人物が共通するシリーズを書店で手に取った時「これ、もう家にあるかも」と思う時ありませんか?

先日のデータ部大ベテランの言。
「最近、最後まで読んでから『あ、この本持ってた』って気がつくんだよね」

ある意味、損はしていないと思います...。

上でご紹介した「お文の影」は「ばんば憑き」(新人物往来社 2012年刊)の改題です。MARCの注記にも入っております。お気をつけて。

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