来年の3月から順次刊行されることが決まった「昭和天皇実録」。出版社は入札で決定するとのことですが、分類はどうなるでしょうか?
NDC(日本十進分類法)には、「288 系譜.家史.皇室」という項目があります。細分して見ていくと↓
288.1 姓氏
288.2 系譜[家系図]
288.3 家史[家伝]
288.4 皇室
「288.4 皇室」の下は、さらに分けられています↓
288.41 天皇
288.44 皇族.皇族譜
288.45 皇居
288.46 陵墓
288.48 行幸啓<明治以後の>
288.49 外国の皇室・王室
ありました。「288.41 天皇」です。この288.41で検索をすると、歴代天皇についての本を、まとめて検索することができます。
「昭和天皇実録」の内容は、1万2000ページ。19冊(1冊は索引)の分冊で刊行されるようです。記者クラブ所属の国内報道機関には、その写しが既に配布されたとのことで、今ごろ各機関では、その読み込み作業に追われていることでしょうか。
11月までの期間限定で、皇居内書陵部庁舎でその写しの閲覧が可能ですが、平日は1日84人(土日祝は126人)、閲覧時間は1人50分、写真もコピーも禁止、と厳しい条件。内容が気になるところですが、普通の人は、出版を待つのが良さそうです...
「実録」と聞くと、任侠映画などを思い出してなんだか興奮してきますが、こちらは実録モノの中でも本気の実録。作成経費は約2億3000万円(人件費除く)! 一度見てみたいですが、刊行されてもそれなりのお値段になるのは間違いなさそうです。