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飲めない人

今月の雑記テーマは「酒」。本日、最終回となりました。

夏の終わりにぶどう狩りに行っていた時期が数年あります。
ぶどう狩りはイチゴ狩りと違って、自力でとって食すべしというわけではなく、買って帰るというイメージです。
「いっぱい食べるぞ!!」という食いしん坊的な野心は生じません。


今思うと、それでも度々行ったのは、あの風景を見たかったからかなぁ。
暑さも過ぎ、やわらかくなった日差しの中、ひろく広がるぶどうの棚。
大きな粒、小さな粒、丸い粒、細長い粒、濃い紫の、赤紫の、マスカット色の、いろんな種類のぶどうがたわわにぶら下がっています。その風景はなんとも言えず、豊かで穏やかです。

コンビニやスーパーもなく、食べるものを自分たちで育てたり摘んだりしていた時代には、「実りが豊か」ということはもっとずっと重要で嬉しいことだったに違いありません。今でもそれは変わらないはずですが、収穫までの工程を実際に目にしないと、パックに入った売り物がいかにここまで来ているのか、想像しなくなりがちかもしれません。なんてつらつら思うに、、、反省です。


よく行ったのは山梨県の勝沼。かなり前のことですが、たしか高速道路を下りてしばらくすると、そこかしこに「ぶどう狩りできます」などとのぼりが立っており、方々のぶどう園の方が通る車に「どうぞ~」とにこにこアピール! 試食目当てに、何箇所かひやかしに行ったこともありました。

中でも想い出深いのは「ぶどうの丘」というところ。ここはワインカーヴがあるのです。
たしか地下に下りていくと、ひんやりと薄暗い場所にたくさんの瓶が貯蔵されていました。試飲をする人はお金を払うと、確か何やらオシャレな専用カップ(HPによると「タートヴァン」)をいただけたような覚えがあります。


その雰囲気もなにも、とても素敵でした。
でも、私は飲めないのです。こんなにたくさんのワインがあるのに、全然飲めないのです。「芳醇な」とか「香り豊かな」とか「だんだんまろやかに」とか「○○に合いそう」とか何も語れません。
当然、前述のオシャレなカップも使えませんでした。
残念としか言いようがありません。
飲めないなら運転ができればいいのに、運転免許も持ってないのです。
実にワイナリーには不向きな自分です。


件名にぶどう酒と入った今年作成のMARCを検索してみると、40件超ありました。
甲州ワインの本もありましたよ。

本当に旨い甲州ワイン100

新田正明(著)
イカロス出版(2014.10)

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