明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
11月に新設した件名に「廃墟」があります。廃墟関連の本をよく目にしていたのは、2000年代前半のように思いますので、新設件名としては今更の感もあります。ただ、どうやら一過性のブームということでもなさそうなので、今回新設となりました。
「美麗廃墟」
「新・廃墟の歩き方」
ちなみに、廃墟といえば必ず名前のあがる「軍艦島」の関連本には、正式名称の「端島(長崎県)」という件名を付与しています。もちろん参照形を作成してありますので、「軍艦島」という言葉でも検索が可能です。
また、廃墟の魅力と少し似ている、工場の建物としての美しさを取り上げた本もありますね。こちらには「工場」という件名を付与しています。
廃墟も、工場も、じっと見ていたくなるのはなぜでしょう。廃墟や工場の本が出てきた時に、わたしだけではなかったのか、と思った覚えがあります。