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縁の下の執事

寒い日が続きますね。典拠の木内です。
2月の木曜日のテーマは「イギリス」。

いろいろなものが頭に浮かびますが、一番に思いついたのは、メイド。そして執事です。


こちらの本を読んだ影響かもしれません。
おだまり、ローズ 子爵夫人付きメイドの回想

ロジーナ・ハリソン(著)
白水社(2014.8)

35年もの間、お付きメイドとしてレディー・アスター(ナンシー・アスター)に仕えたローズ(ロジーナ・ハリソン)の回想録です。主従として(時にはそれを越えた)強い絆で結び付き、時に丁々発止のやりとりの後、レディー・アスターから繰り出される「おだまり、ローズ」! でも、それで引き下がるローズではないのです。


そして英国執事といえば、カズオ・イシグロの「日の名残り」が有名ですね。アンソニー・ホプキンス主演で映画化もされました。


国書刊行会から発行されているP.G.ウッドハウス著「ウッドハウス・コレクション」ではユーモアにとんだ執事ジーヴスが大活躍らしい。『よしきた、ジーヴス』『それゆけ、ジーヴス』『でかした、ジーヴス!』『感謝だ、ジーヴス』などなど。タイトルを見るだけでも愉しそう!


ハヤカワ・ミステリ文庫にもC.C.ベニスン著「女王陛下のメイド探偵ジェイン」シリーズを発見しました。


おお、探してみるといろいろ出てきますね。
普段決して表舞台にはでてこない縁の下の力持ち、縁の下の執事やメイドさんたちが大活躍です。
そんなこんなで、ただいまNHKで放映されている海外ドラマ「ダウントン・アビー華麗なる英国貴族の館」に興味津々!(でももうテレビ放映では第2シーズンまでいっているのか...)


今月末にはイギリスのウィリアム王子が初来日とのこと。もちろん執事もご一緒に?

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