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地名と名前の狭間で ~典拠のはなし~

本日2/20は歌舞伎の日だそうです。
江戸時代に歌舞伎の創始者と言われる出雲阿国が江戸城で歌舞伎踊りをした日が由来なのだとか。
近世以前の人物は参考資料を調査して典拠ファイルを作成します。この出雲阿国は「阿国」や「お国」といった名前で掲載されている資料もありますが、資料に多くみられる形や、優先度のとくに高い資料に載っている形に基づいて、典拠ファイルの形を決定します。
出雲阿国の統一形を見てみるとこのようになっています。

出雲阿国 イズモ ノ オクニ
この出雲は地名。上記のように地名と名前の間に「の」が含まれるような名称の場合は姓名扱いはしません。
同じように地名が名前がくっついた形でも、下記のように姓名の形でファイルをつくっているものもあります。
佐倉/惣五郎 サクラ,ソウゴロウ ※本姓は木内

「の」のあるなしで姓名とするか扱いが変わる例でした。
昨年の記事で「の」の話がありましたが、「の」が果たす役割って結構重要なのですね。
もともと地名と名前は結びつきが強い要素。自分の苗字の由来を辿るのも面白そうです。
ただしコンサイス人物事典(5版)によると出雲阿国は自称出雲大社の巫女で、実際の出身地は定かではなく、晩年の足跡を辿れる資料もあまりないようです。
歌舞伎座の前を通るたびに一度は歌舞伎を見てみたいと思いながらもなかなか実現ならず。
今月は宮藤官九郎さん脚本、三池崇史さん演出による変わり種の歌舞伎もあったようですね。個性派揃いで歌舞伎ファンも多そうなデータ部員。私も今年は新たな世界も積極的にのぞいてみたいと思います。

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