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奈良時代の大量印刷

きょうは「週刊新刊全点案内」1913号の発行日です。
掲載件数は1650件でした。

5月の表紙はこちら。甘い香りが漂ってきそうです。

p20150512.jpg


* こんな本がありました*

「世界を変えた100の本の歴史図鑑」

ロデリック・ケイヴ(著) サラ・アヤド(著)
原書房(2015.5)

サブタイトルは「古代エジプトのパピルスから電子書籍まで」
洞窟に残された動物の線画と人の手形、木片や動物の骨に記された会計記録、粘土版に楔形文字で刻まれた神話、ヤシの葉に丁寧に書かれた経文...。
図を描き、文字を書いてきたことそのものが、人類の歴史なのだなあ、と思います。

100の中に、日本からは「百万塔陀羅尼」と「源氏物語」がエントリー。
「百万塔陀羅尼」については、名前しか知らなかったのですが、8世紀につくられた世界最古の印刷物なのだそうですね。
 
国会図書館のサイトでも見られます。
印刷博物館にも。
 
木版か金属版か、確かにはわからないそうですけれど、100万部刷ったとは!
かわいい文字、キレイに印刷されています。
100万って、すごい数です。
手作業で、バレンなどを使って、版画を刷るみたいにしたのでしょうか?

称徳(孝謙)女帝の発願で作られたとのこと。
聖武天皇の娘ですね。
奈良時代の日本で、世界に先んじて大量印刷という事業が行われていたとは、なんだか誇らしい気分になりました。
ぜひ実物を見てみたいものです。

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