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建築家が考えた家


本日は「週刊新刊全点案内」1914号の発行日です。
掲載件数は1116件でした。

*こんな本がありました*

建築家の考えた家に住むということ

内藤鏡子(著)
王国社(2015.5)


著者の夫は建築家。その夫が設計した家に住んだ30年の記録です。
著者自身は自分が住む家に関して、特に「これでなければ」というこだわりはなかったそうです。

資金面や、家族構成が四世代(!)であるという条件に加え、「建築家として新しい実験を試みようとしていた」ため、設計だけで4年を要したという家。

そのようにして考えられた家と家族は、30年という歳月をどう過ごしたのでしょう。
設計段階での建築家の想定は家族の姿とどう重なり合っていったのか(それとも、いかなかったのか)。

著者は「あまりに特異な構造を持つこの住居に住まうことは、ひとつの戦いでもあった」と書いています。

住む人と住まわれる(という言い方はあるのかな)建物と。
ひとつの大きな生きもののような「家」の時間をたどってみたい一冊です。

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