本日は「週刊新刊全点案内」1916号の発行日です。
掲載件数は1341件でした。
6月の表紙はこちら。
さくらんぼ、大好きです。
*こんな本がありました*
「世界で一番美しい天井装飾」
おなじみ、エクスナレッジの「世界で一番美しい○○」シリーズです。
今回は天井装飾がテーマということで、世界各地の豪華絢爛な天井画の数々が紹介されています。
この本のまえがきに、こんなことが書かれていました。
「実は構築的観点からいえば、「天井」は建築にとって不可欠なものではない。(中略)「天井」とは建築にとって「+α」の存在なのである。」
梁や桁といった「屋根」の裏、あるいは上階の「床」の裏がむき出しになっていても、建物の構造上なんら問題はない、と。
にもかかわらず、「天井」によってそれらを覆い隠し、かつ、こんなにも煌びやかに絵やレリーフで飾りたてるようになったのは、一体何故なのでしょう?
そして、その場に行かなければ決して生で見ることのかなわない、そうした天井装飾を求めてやまない人々・・・。
(かくいう私も、パリ・オペラ座のシャガールの天井画見たさに、
卒業旅行でロンドンへ行った際に、パリ日帰りを決行した口です。)
必要不可欠ではないけれど、
天井は空間全体の雰囲気や居心地の良さといったものを構成する重要な要素であることは間違いありません。
そんな「+α」な天井に、なんだかとてもロマンを感じてしまったのでした。
そういえば、アイドルのポスターを天井に貼っているという友人がいました。
曰く、1日の終わり、眠る前の最後の瞬間に"彼の姿"を拝めることが幸せなんだとか。
・・・なるほど、天井ロマンですね。