明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
5月は5件の件名を新設しました。その中に「仮想化」という件名があります。
私は以前、WindowsXPでしか動かないアプリケーションを動かすため、Windows7のOSが入ったPCでWindowsXP環境を仮想化したことがあります。これは「OSの仮想化」ですが、仮想化には「ネットワークの仮想化」や「サーバーの仮想化」など他にも色々あるようで、その概念のすべてを理解するのはなかなか難しそうです。
TRC MARCを検索してみると、「仮想化」という言葉が図書のタイトルに入るようになったのは2006年頃からなので、ここ10年ぐらいで広く使われるようになった技術のようです。
新しい技術を主題とする本が出始めると、件名の新設を検討することになります。新しいモノには疎い方ですが、件名を新設することでなんとなく世間を知るのでした。