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TRCむかし話(6)イヤーズブックスのこと


こんにちは。データ部新刊目録 大谷です。

月末にお届けしているMARCや検索のおはなしですが、今回は、データ部の局...いえ局という表現は僭越ですので古参の女性社員・大谷が語る「TRCむかし話」の続編です。


「図書館流通センターデータ部」が、一時、編者になっている出版物があります。
その名も「イヤーズブックス  -年版新刊案内-」。
1982年から、2004年まで刊行しておりました。
(TRC MARCの歴史を反映しているため、責任表示や出版者名には変遷があります)

おなじみの「新刊全点案内」が週刊なのに対し、前年に刊行された新刊の情報を一挙1冊にまとめた年鑑です(2002年版と2003年版は分冊)。現在皆様がご覧になっている新刊全点案内のイメージとは違い、リストがぎっしり並んだ誌面でしたが、図書館の選書ツールのひとつとして長年親しんでいただきました。


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刊行するにあたっては、改めてイヤーズブックス仕様のゲラ刷りを出し、例によってまた端から端まで校正です。データ部全体で手分けをして、通常業務の合間を縫って作業します。MARCを作成するとき既に入念にチェックしているし、リストの出力項目はMARCの一部分だけだし、今更何も見つからないかと思いきや... リストの並び順がなんかヘン → ゲラには出ていないけどヨミの入力に間違いがあるに違いない... などといった先輩のカンの鋭さを知って慌てたものです。校正結果をまとめたらMARCをメンテナンスし、またその確認。

ついに本が出来上がってホカホカのデータ見本が届けられると、「自分たちの本ができた」という感動をちょっとばかし味わえました。

2001年からはインターネットサービスTOOLi、2005年からは、より詳しい情報を盛り込んだTRC MARC/Tタイプのご提供を開始。現在では、イヤーズブックスでご案内するよりずっと詳しい情報を縦横に検索し、選書・発注に役立てていただけるようになりました。

先日、TRC MARC累積件数は350万件を越えました。
より使いやすいMARC、選書ツールをご提供するべく、データ部もまだまだ進化していく所存にございます。

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