本日は「週刊新刊全点案内」1918号の発行日です。
掲載件数は1168件でした。
*こんな本がありました*
「痕跡本の世界」
(ちくま文庫)
古沢和宏(著)
筑摩書房(2015.6)
「痕跡本」とは、書き込みやメモが挟まっていたりなど、前の持ち主の痕跡が残された古本のこと、だそうです。
ホテル紹介のページに「うそつけ」と書き込みされてるガイドブックや(よほどひどい目に遭ったのね)、青ペンで言葉遣いが修正されている翻訳書(そんなにその訳が気に入らなかったのか)、開かないようにびっしりホチキスで閉じられたページのある本(そのページにいったい何が?)、ラブレターが挟まった本などが、著者の妄想とともに紹介されています。
そういえば、誕生日に1行おきに「好きだよ」と書いてある「星の王子様」の本を貰った、という歌もありました。
でも、図書館の本には、書き込みしてはいけませんね。