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奥深い!「暗渠ロジー」

本日は「週刊新刊全点案内」1920号の発行日です。
掲載件数は1344件でした。

*こんな本がありました*

暗渠マニアック!

吉村生高山英男(著)
柏書房
(2015.7)


細長い公園、車止め、連なるマンホール・・・そんな風景をみかけたらそれは「暗渠サイン」かもしれません。
我が家の近所にも、川もないのに道路の途中になぜか橋桁という場所があり、言われてみれば2~3mの幅で延々と続く公園を横切っているのでした。

知っている場所が載っているかな、と手にとりましたが、暗渠の所在地ガイドブックというよりは、「暗渠ロジー」への誘い+調査事例集といったところでしょうか。
「歴史掘り下げ型」の吉村氏と「俯瞰・分析型」の高山氏、二人の著者それぞれのアプローチが交互に並び、一口に暗渠といっても、こんな見方、調べ方、楽しみ方があるのか、と目を開かれる思い。
暗渠に興味を持ったけれども、どう調べたらいいのかとっかかりが掴めないという方に格好の一冊です。

自分で調べるほどではという方でも、「あ、こういうところあるある!」「暗渠スイーツ?なんですかそれは?」と街を知る楽しみを味わえます。


近所の公園、今も地下には水路があるのか気になってきました。まずは図書館の郷土資料と行政資料にあたってみるべきでしょうか。

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