雑記「データ部の別腹」最終回です。
今年の3月まで、保育園に2人の子どもが通っていました。
少し遠かったので、自転車に乗れない雨の日はちょっと大変。
3歳の娘は大抵傘を途中で放棄。荷物も多く抱っこは困難。住宅街でタクシーは便利でなく。「歩けない~」と押し問答している間に、6歳の次男がさっさと先に行ってしまったりします。暗いし雨だし視界は悪いし。もうどんなに濡れても3歳に自力で歩いてもらうしかありません。
そんな時の私の奥の手はお菓子です。
子どもにとって良い方法ではないと思います。でも背に腹は代えられない。だって帰らないことには、何にも始まらないんだもの! もたもたしていては「靴下が濡れた」とか言いだしたり、転んだり、どんどん面倒なことになってしまいます。
雨の帰り道は、園までにお菓子を一袋調達し、着くと内緒話です。
「雨だけど頑張って歩いて帰るよ。これを食べると元気が湧いてたくさん歩けるよ。先生とお友達には内緒だから、早く門まで行こう。そしたら1個目」
1つ口に入れるとすぐ次を欲しがるので、
「ダメダメ。次のお菓子ポイントは信号」とか言うと、ゴネるかと思いきや6歳が走り出しました。真似して3歳も。
なに?どこまで?なんで?もしかして?!
そうです。
私が次といったポイントまで走り、そこで2人は口を大きく開けて私(というかお菓子)を待っていました。
鳥のヒナのように。
ついばむとまた次のポイントまで走る2人。
こうして家につくと、いつも自転車で帰る時間より早くつくことも多く。
何よりその顔が面白く。
雨の日の恒例となりました。
・・・そうして家に着くとまたおやつ。
長男は学童で、6歳と3歳は保育園で食べてくるので、家では食べなくてもいいはずなのですが、「保育園のおやつはおにぎりだったから」「学童ではコロッケだったから」などいろいろな言い分があり、調整するのがまた難しく。結局、3人でまたおやつ。
矛盾してると思いつつ「夕ご飯に差し支えない程度に!!」と言うと、
「大丈夫!別腹!」
本当に先日こう返されました。(←今日のブログにぴったり)