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三十一文字から広がる世界

本日は「週刊新刊全点案内」1951号の発行日です。
掲載件数は994件でした。

*こんな本がありました*

kirinnoko.jpg

「キリンの子 鳥居歌集」

鳥居(著)
KADOKAWA(2016.2)


女性歌人の初歌集です。

詩や俳句も好きですが、短歌、好きです。
三十一文字であらわされた世界に触れていると、詠んだ人はどのような人なのだろう?という興味も湧いてきます。

歌集から、次へとつながる体験をよくしました。
図書館でなんとなく手に取った歌集を読み、この歌集を編む人はどのような人なのかな?と、ご本人のエッセイやインタビュー記事を手に取ってみる。
逆に、エッセイを読んで歌人だと知り、この方はいったいどんな歌を詠むのだろう?と歌集を手に取ったこともありました。
1冊だけ読むよりも2冊読んだ方がもっと面白い。再読すればさらに面白い。
形式もジャンルも違う本がそうやってつながっていく体験も読書の醍醐味だと感じます。

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「セーラー服の歌人 鳥居 
 拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語」

岩岡千景(著)
KADOKAWA(2016.2)

詠み手について書かれた本が同時に刊行されていました。
こうなると、どちらから読むか迷うところです。

※本記事内の表紙画像は出版者の許可を得て掲載しています。

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