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ダイアナではなく

5月5日は子どもの日。ということで昨年5月の雑記テーマは「子ども(時代)の勘違い・思い込み」でした。
それに対抗して(?)今年5月のテーマは「大人になったと思うとき」です。

大学時代、児童文学の講義で「赤毛のアン」を読みました。
小学生の時に一度読んでいたので、さくさくっと読み進めていたところ、
アンの行動にいちいちハラハラしている自分、
「なんて面白いことを考える子だろう」と、彼女のみずみずしい感性に感心している自分に気が付きました。
あれ?昔は一緒になってドキドキしていたはずなのに。
あぁ、そうか。大学生になった私は、「アンの友達」という"同世代目線"ではなく、
お姉さん的な視点から、いうなれば引き取り手であるマリラさんの方に感情移入をして読んでいるのか。
と気がついた時。
「大人になったなぁ...」としみじみ思ったのでした。

...なんて書いてみましたが、私には子どもはいませんし、いまだに母に甘えることも多く。
世のお母様方に「何言ってんだか」と苦笑されてしまいそうです。

子どもの主人公に共感できなくなってしまうのはちょっと寂しいですが...
今までよくわからなかった人物の気持ちが少しでもわかるようになるのなら、
大人になるのは、子どもの時に想像していたよりもずっとずっと楽しいことですね。

「赤毛のアン」
(角川文庫)

モンゴメリ(著)中村佐喜子(訳)
角川書店(1999.7)

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