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イソギンチャクの腹痛

もう5月も終わりですね。
本日は「週刊新刊全点案内」1965号の発行日です。
掲載件数は1342件でした。

*こんな本がありました*

先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!」

小林朋道(著)
築地書館(2016.5)

毎回タイトルが秀逸なこのシリーズ、今回はついにイソギンチャクが腹痛を起こしました。
めでたく10冊目の刊行です。

参考までに既刊書のタイトルもちょっと見てみましょう。

先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!」
先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!」
先生、ワラジムシが取っ組みあいのケンカをしています!」

...シ、シマリスよ...。


自然豊かな鳥取環境大学の小林研究室。動物好きなメンバーばかりというこの研究室では、「利用規則ギリギリまでいろいろな動物が飼われている」のだそうです。
ギリギリといったってどこからがNGなのか、体長1メートルを超えるアオダイショウを飼っている人がいる(そして、それが飼育容器から逃げ出しても皆それほど騒がない)時点で、かなり肝の据わった運営であることがうかがえます。

動物に対する実験観察の模様もありますが、実験対象というよりは、なんだか仲良くなりたい相手に向けて「これは好き?」「こんなときどうする?」とたずねているようなのんびり感が漂ってきます。

ちなみに、こちらの本は「先生!シリーズ」と呼ばれており、この方が通りがよいのですが、残念ながら図書にこの表示はないので、TRC MARCでは「鳥取環境大学の森の人間動物行動学」をシリーズ名としています。
ぜひシリーズ名で検索して、10冊並べてご覧ください。
11冊目のタイトルも(もちろん中身も)楽しみです。

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