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流行の手芸

こんにちは。典拠 小松です。

今年も梅雨が近くなってきましたね。
雨の日には家の中で何か面白いことをできたら...。
ということなのか、どうなのか、今月の雑記のお題は「手芸」となっております。

NDCでは手芸(Handcrafts)は衣服、裁縫とは別だてになっています。

手芸の範疇になるのは、メジャーなものだと刺繍、編物、布小物など。
こうしたものは、なくても生活はできるけれど、もしバッグに入れたハンカチーフに刺繍がはいっていたら...、お気に入りの手編みの帽子でおでかけができたら...、少し心が潤いそうです。

今どきは「編み物男子」が脚光を浴びたりもしていますが、手芸は女性の趣味というイメージがあります。そして女性は流行に弱いもの。当然手芸も流行の影響をうけます。この1年どんな流行があったでしょうか?

2015年6月から現在(2016年6月2日)までで、新刊全点案内に掲載された
NDCの手芸(分類594~)に該当する新刊書の数は実に500件弱。

やはり、編物、刺繍、布小物が大部分をしめていますが、件名が「手芸」のものの内訳は多彩です。最近すっかりおなじみの「レジン」「羊毛フェルト」「プラバン」「グルーガン」「つまみ細工」、他にも新しいところで「コットンパール」「水引」。例年よりミサンガやマクラメが多い気がするのはブレスレットの重ねづけが流行っているからかもしれませんね。

数点しか掲載されていないものの気になったものとしては「マニキュアフラワー」や「ニャンドゥティ」。
あまり見かけない言葉、何でしょう?

「マニキュアフラワー」は、針金で花の形の枠を作った後、マニキュアで皮膜を張るもの。
ニャンドゥテイは、パラグアイの民族衣装に使われるレース的な手工芸だそうです。下のリンクから表紙の写真を見ていただくと、カラフルで繊細。美しいですね!

「パラグアイに伝わる虹色のレース ニャンドゥティ 伝統の模様と作り方」

岩谷 みえエレナ(著)
誠文堂新光社(2015.6)

そんな中で、最近私がひそかに気になっているのは、本物の動物のようなかわいいポンポン。

「動物ぽんぽん 毛糸をぐるぐる巻いて作るふかふかマスコット」

trikotri(著)
誠文堂新光社(2016.2)

表紙の作品がリアルでかわいいです。

ベースは小学生時代につくったようなポンポンですが、これはかなり大人向け。手先の器用さに加えて、絵心が必要そうです。

暑い夏の間はちょっと触るのをためらいますが、また涼しくなったら作ってみようかと思います!

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