本日は「週刊新刊全点案内」1974号の発行日です。
掲載件数は1344件でした。
今月の表紙はゴーヤ。
通勤途中のおうちのグリーンカーテンにもわんさかなっています。
食べきれるのかな? なんて余計な心配をしてしまいます。
*こんな本がありました*
「メキシコ料理Tepitoレシピブック」
こちら、じつはわたしの好きなお店の初のレシピ本です。
夏本番、食欲が湧かなくなることはよくありますね。
そんな時は、酸味や辛味のあるお料理で目先が変わると食が進むかも。
韓国料理、タイ料理...。、メキシコ料理も辛くて刺激的なイメージがあります。
この本にも、そんな刺激的なお料理の数々がのっている...かと思いきや。
じつは著者の異色の経歴のためか(典拠ファイルを作成しているとこんなところが気になります)、普通のメキシコ料理のレシピ本とは一味違っているようです。
著者の滝沢久美さんは、茶道家で懐石料理を修業した方。図書のコラムによれば、メキシコ出身の音楽家を伴侶とされて、ご主人に故郷の味を食べさせたい一心でメキシコ料理を作り始めたとのこと。
なるほど~。
レシピを見ていくと、彩りはふんだんですが、おだやかで家庭的な味が想像できるものばかりです。エキゾチックな香りと彩りが食欲をそそって、食べてみれば体に優しくて、気持が休まる。そんなお料理がたくさん紹介されています。
掲載されているレシピの中でわたしが好きなのは、店名を冠した「テピート風チキンスープ」。トリガラと鶏のむね肉、クズ野菜から丁寧に作る鶏のだし汁を使って、少量ずつ違う種類の具が入った、不思議に優しい味のスープです。だし汁のレシピもしっかり掲載されています。
今年は、この本で自宅でメキシコ料理にも挑戦してみようと思います。
皆さまも、体に優しい異国のお料理で、暑い夏を乗り切ってみてはいかがでしょうか。