明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
2016年7月は2件の件名を新設しました。
ただ、どちらもブログで取り上げるのは地味すぎる法律名...ということで、今回は学習件名での新設件名についてご紹介しようと思います。
学習件名は、子どもたちが学習課題や自分の興味で何か調べようとするとき、調べようとすることがら(件名)が「どの本」の「どこに」書かれているかをあらわした、いわば「子ども用の件名」です。子ども向けのノンフィクションを対象に付与しています。
基本的には1ページ以上の記述があれば採用しているので、一般件名にはないような、かなりマニアックな件名があったりします。
特に、最近は「へんないきもの」ブームで、不思議な名前をもった動物名がたくさん新設されています。以下はその一例です。
「ぶんぶく」
「ごみむしだまし」
「てづるもづる」
「おおたるまわし」
「うしつつき」
「りゅうぐうのつかい」
「かつおのえぼし」
...何の動物かわかりますか?
全部わかったら動物博士の称号を差し上げます!
【こたえ】
「ぶんぶく」棘皮動物門ウニ綱ブンブク目に属する海産動物
「ごみむしだまし」甲虫目ゴミムシダマシ科に属する昆虫
「てづるもづる」棘皮動物門クモヒトデ綱革蛇尾目テヅルモヅル科に属する海産動物
「おおたるまわし」深海に生息する節足動物
「うしつつき」スズメ目ムクドリ科の鳥
「りゅうぐうのつかい」硬骨魚綱アカマンボウ目リュウグウノツカイ科に属する海水魚
「かつおのえぼし」クダクラゲ目のヒドロ虫類