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偶然の...

本日は「週刊新刊全点案内」1976号の発行日です。
掲載件数は1001件でした。


*こんな本がありました*

「偶然短歌」

いなにわ せきしろ(著)
飛鳥新社(2016.8)

偶然短歌とは、ウィキペディアの文章の中で、偶然に短歌のリズム(5・7・5・7・7)になっているものをプログラムで見つけ出したものだそうです。
いくつか紹介してみましょう。


「フクロウが鳴くと明日は晴れるので洗濯物を干せという意味」
「空洞になっているため、大きさを支えきれずに壊れてしまう」
「小説を書き始めるが、そのことで、大事なものを失っていく」


ウィキペディアの文章なので本来は単なる解説文のはず。それを機械的に抽出したものが、なぜこんなに意味深長なのでしょうか。
3つめの偶然短歌なんて、ここから作者の苦悩の物語が始まっていきそうです...。

自分でも文章を書いて気が付くと5・7・5調に偶然なった、ということがあります。やはり5・7・5(7・7)のリズムは日本人に心地よいものなのでしょうか。

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