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全力で空想

本日は「週刊新刊全点案内」2001号の発行日です。
掲載件数は1112件でした。


節分の恵方巻やらバレンタインのチョコレートやら。
季節がらもさることながら、寒い季節はお腹と口が常に食を求めている気がします。寒さに負けないようにからだが脂肪をつけようとしているのでしょうか。ありがた迷惑。しかしごはんはすすむ。
そんな中で夢の詰まった本を見つけました。


*こんな本がありました*

空想サンドウィッチュリー

池田浩明(著) 西山逸成(著)
ガイドワークス(2017.3)


「いつか引退したら小さなサンドイッチスタンドを開きたい」
パン屋さんのそんなささやかな夢を、パンフリークの著者も一緒になって、一足先に叶える道程を綴った本です。
ダンボール屋台を手に、日本中のあらゆる場所で、テーマにそったサンドウィッチを提供する。
大人が全力で真剣にふざける。
そんな様子にわくわくさせられます。
そして想像力豊かに編みだされるメニューの数々にも、よだれが出てきそうです。


駅舎にて、サンドイッチの駅弁を。
サバゲー会場では、雰囲気にぴったりのレーション(軍事食料)を。
時代劇で使われる映画村では、
暴れん坊将軍の好みを想像したサンドイッチを。

他にも様々な場所で、趣向を凝らしたメニューを用意。サンドイッチのみならず、付け合わせの料理も充実しています。

中でも本屋前にて、さまざまな名作図書をもじって創られたメニューはユーモアに溢れています。
「蝦と蟹工船」「作ランボー詩集」「人参失格」etc.
何の作品か、もうおわかりですよね。

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