新年度を迎え、ADEACにも多くのニューフェイスをお迎えしました。今回は2017年から新たに公開となった機関を一気にご紹介します!
◆港区 デジタル港区史
◆港区教育委員会 デジタル港区教育史
港区からは『新修港区史』(昭和54年)、港区教育委員会からは『港区教育史』(昭和62年)、『港区教育史資料編』(平成9年)をデジタル化しました。
今後は初めての試みとして、新たに作成する港区史および港区教育史の編さん過程を公開します。
随時収集した資料を公開するなど状況をお知らせしていきます。今後をお楽しみに!
◆玉野市立図書館・中央公民館 玉野市デジタルアーカイブ
明治時代から昭和までの古写真をたくさん掲載しています。
その中からせっかくなので少しだけご紹介します。
大正時代「無動院ご開扇」。拡大してよく見ると、なにやら不思議な姿の人たちが最前列に並んでいます。
お面をつけている人もいれば何やらハイカラな服装の人も...仮装行列?いったいどんな行事だったのでしょうか。
続いて昭和44~45年「市民会館結婚式」。三三九度の写真の中にシンプルながらも粛々とした結婚式次第が写っています。
この大阪万国博覧会の年に結婚なさった方たちは、東京オリンピックの2020年に金婚式を迎えます。
自分の知っている街とは違う風景でも、懐かしさを感じさせるものがいろいろと写されていますね。
◆雲龍山勝興寺 文化財
富山県高岡市の古刹、雲龍山勝興寺所蔵の、戦国大名、蓮如、顕如の文書、松姫婚礼調度など97点の宝物をデジタル化公開しました。
絵図194点・文書4,858点の目録データも公開しています。
3D『梅鉢紋蒔絵女乗物』ではなんと、駕籠の内観も見られます。
内側の豪華装飾・天井絵を駕籠に乗っている視点で見られますから、駕籠に乗っている気分を満喫できますよ。
◆山口県立山口図書館・山口県文書館 デジタルアーカイブ
『WEB版明治維新資料室』は山口県ならではの貴重資料の宝庫です。
NDLデジコレとのリンクやNDLサーチ・OPACへのアクセス等、仕掛けも満載です。
昨今話題の「応仁の乱」で活躍した、中世山口の守護大名・大内氏関連の文化財2点も公開しています。
◆萩市立萩図書館 藩校明倫館デジタルアーカイブ
長州藩の教育を担った藩校明倫館の遺構紹介と、関係資料および萩図書館が所蔵する明倫館蔵書の一部を公開しています。
『萩城下町絵図』はGOOGLEマップと重ね合わせたオーバーレイマップが見られます。
延享年間と現代が、地図上でリンクします。
◆壬生町 地域史料デジタルアーカイブ
教育委員会発行の壬生町地域関連資料をデジタル化しました。
『文化財デジタルマップ』では、古墳・遺跡、史跡・名勝等の一覧から地図上の位置へリンク、
更に各遺跡の解説にもリンクしています。地図から解説へ、解説からまた地図へ戻って、壬生町全体を往ったり来たり楽しむことが出来ます。
神社の祭礼など、動画が公開されているものもあります。
◆明石市立図書館 明石 郷土の記憶デジタル版
刊行物3点と、『あかし文化遺産マップ』を公開しました。
市域を四分割した『あかし文化遺産マップ』内のマップ番号と、『あかし文化遺産』の本文ページが相互にリンクしてます。
地図を見ながら、解説を読みながら、街歩きのおともにも使っていただけます。
さて駆け足で一気に紹介させていただきました。
ほかにもすでに公開中の機関に新たに史料が追加公開された機関や、ご紹介しきれなかった史料もたくさんあります。
ぜひお時間のある際にご覧ください。
次回はADEACから新たなお知らせもありますので、来週もお楽しみに!