« 2017年春のADEAC公開情報 | メイン | きょうのデータ部☆(4/12) »

地図の聖地

本日は週刊新刊全点案内2008号の発行日です。
掲載件数は1411件でした。

*こんな本がありました*
地図学の聖地を訪ねて 地形図片手にたどる測量の原点と地理教科書ゆかりの地

松山洋(編著)
二宮書店(2017.4)


実に様々な分野で、それぞれの"聖地"があるものです。
こちらの1冊では、第1部「地図測量の聖地」、第2部「地理教科書の聖地」という構成で、地図学の"聖地"を紹介。実際に訪れた折の写真も多数掲載されています。

「地図測量の聖地」としてとりあげられているのは、水平方向の位置決めをするのに重要な日本経緯度原点や、垂直方向の位置決めをするのに重要な日本水準原点、南アルプス山頂付近の三角点・標高点、日本標準時子午線が通る明石市、西脇市の日本測地系の「日本のへそ」と世界測地系の「日本のへそ」(違うのですね!)等々。
しかし、写真がところどころ無断立ち入り禁止や進入禁止の立看板なあたり、"聖地巡礼"もなかなか簡単ではなさそうな。イベント時に施設公開をするところもあるようですので、それを利用するのもいいかもしれません。

「地理教科書の聖地」には百瀬川扇状地、室戸市の海岸段丘、砺波市の散村(散居村)など、なるほど、高校の地理の授業で聴いた覚えがある(はずの)言葉が並びます。授業のネタ探しにも役立ちそうです。

余談ですが、カヴァーそでの「おもな地形図記号」に、本を開いた形の「図書館」の地図記号をみつけて少し嬉しくなってしまいました。

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク