そろそろ全国的に梅雨入りですね。
今月の雑記のテーマは「雨」。
また来たか!と憂鬱になりがちなこの季節。わたしの場合、原因は自分の「傘運」のなさにあります。
中学生の頃、開くと内側に星空が広がる傘を愛用していました。しかしある雨の日の放課後のこと。傘立てを探しても、ない、ない!どこにもないのです。パッと見は地味な傘だったので、丁度いいやと思われて持っていかれてしまったのかもしれません。ああ、心の底から気に入っていたのに。水あめでも仕込んでおいて、開いた瞬間に降ってきてベッタベタになるようにしておけば良かった!などと憤慨していた過激派な14歳の自分。今になって思い返すと笑えてきます。物理的にどうやるんだ。しかしあの傘が一体どうなってしまったのやら。それだけが気がかりです。
その事件以降、ビニール傘ばかりを使うようになってしまいました。が、その方がすぐに盗まれるし、自分でも気付かぬうちに失くしてしまうし...良いことはあまりありません。コンビニ前の傘立てに置いて、買い物をして出てきたつい先日のこと。知らない人が今まさにわたしの傘を取って歩き出そうとする瞬間に出くわしてしまったのは、衝撃でした。
「それわたしのです」
「え?ああ、うん」
気まずい空気の中手渡され、戻ってきた傘。君は大事にするからね!と心に決めたその1本。自宅に何本かある似たようなビニール傘たちに紛れて、もうどれがそれかわからなくなってしまいました。ごめん。