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封印!

こんにちは。典拠 小松です。

9月の雑記のお題は「トラウマ本」です。

「何」が思い出すのもイヤという気持ちを植え付けるのかはそれぞれですね。

私の苦手な本の題材は、お化け幽霊の類ですが、
今回は、他の人の苦手の話を...。

図書館蔵書のチームで仕事をしていたころ、工場から送られてきた荷物の中に厳重にコピー用紙でくるまれた1冊がありました。

見れば「開ける時は注意してください」と、くるんだ紙に付箋が貼ってあります。

図書館から送られてくる荷物については、こういうこと実はよくあります。汚れやすかったり、傷みやすかったり、すでに傷んでいたりなどというものです。うかつに開けると分解しちゃったりしますからね。

しかし、工場からの荷物は大抵新しい本。
なので「なぜ」と思いつつ開けてみたところ...

なんと、そこにあったのはフルカラーの爬虫類の図鑑でした。
表紙にはシャーッと威嚇する蛇、くつろぐトカゲ、重なり合うワニなどなど色鮮やかな爬虫類がたくさん並んでいます。

実は、工場の担当者が、蛇、トカゲの類が大の苦手。
フルカラー写真のカバーを触るのすらイヤと、ひける腰で一生懸命にコピー用紙で梱包して、やっとのことで箱に詰めたのだそうです。

その姿を想像すると、本人には悪いのですが、笑ってしまいました。

ちなみに、お化けが苦手な私の嫌いなものは怪談ですが、
秀逸な怪談は、読み終わるまで怖くないのが、たちが悪い。

最近の一番のおすすめ?は、


宮部みゆきの「あやし」に収録されている短編「灰神楽」。

「あやし」
(角川文庫)

宮部みゆき(著)
KADOKAWA(2003.4)

正体がわからないのが怖い!

怖くなりすぎた方は、こちらを読むと怪異の正体がわかってスッキリします。
(余計怖いかもしれませんけれど)


「お文の影」

(角川文庫)

宮部みゆき(著)
KADOKAWA(2014.6)

怖いのわかっていても読んでしまいます!

ぜひお試しください。

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