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新種目続々~分類・件名のおはなし・76~

2020年東京オリンピックが決定してから、たくさんのオリンピック本が出版されましたが、最近目にするのがオリンピックの「新種目」に関係する本です。たとえばこちら。


「スポーツクライミング教本 完全図解」

東秀磯(著)
山と渓谷社(2017.6)


東京オリンピックで「スポーツクライミング(ボルダリング・リード・スピード複合)」の種目の追加が決定しました。分類は786.16 ロッククライミング.フリークライミングです。

ここで、件名をどうするのかが問題になりました。
今までTRCでは、岩(壁)を登るスポーツには「ロック クライミング」を付与していました。
オリンピックの種目にもなったし、「スポーツクライミング」を新設する? ついでに気になっていた「ボルダリング」も作った方がよい?

色々調査した結果、ロッククライミングが一番上の概念で、道具を使うエイドクライミングと、安全確保以外の道具は使わないフリークラミングにわかれており、ボルダリングはフリークライミングの一種と判明しました。スポーツクライミングは3種類のフリークライミングを含む競技の呼び方のようです。
書いているだけで頭が混乱してきますが、このような色々な呼び方の件名をそれぞれ作ってしまうと、かえって件名が使いづらいのでは、という結論に達しました。

結果、これまでと同様「ロック クライミング」を付与することにしました。
「ボルダリング」「フリークライミング」「スポーツクライミング」は参照形を作成しましたので、典拠ファイルを使うと、どの言葉からも検索が可能です。

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