こんにちはデータ部新刊 中村です。
先日塩を入れた容器を派手に倒し、週末にまとめ読みするのを楽しみに積み上げて置いた新聞が塩まみれになりました。
はらってもジャリ感が消えないので、今週はまとめてチェックを諦めました。
新聞をまとめて読んでどうする!という方もいらっしゃるでしょうか。
確かにトップニュースはタイムリー感が大切ですが、中ほどの読み物記事や書評コーナーはまとめて読むのが楽しいのです。
そんな新聞の書評コーナーがMARC作成に役目があり、『週刊新刊全点案内』でも活躍中だとご存知ですか?
MARCには「書評情報:新聞名、掲載日、『週刊新刊全点案内』掲載号数」というタグがあり、
『週刊新刊全点案内』には「書評に載った本」というコーナーがあります。
この情報を入力するために、担当者が実際に新聞をめくってチェックし、MARCに情報を入力しています。
対象としているのは「朝日新聞」「産経新聞」「日本経済新聞」「毎日新聞」「読売新聞」「中日新聞・東京新聞」の6種7紙です。新聞チェックが終わったら、該当する本のMARCを検索し、書評情報を入力します。書評に取り上げられる本は既に発売されていることがほとんどなので、一度完成したMARCを呼び出して、追加情報として入力することになります。
『週刊新刊全点案内』の「書評に載った本」のコーナーで紹介するのは、誌面の都合があるため「はじめて書評にとりあげられたもの」のみとしています。同じ本があちこち複数の新聞に紹介されることがありますが、そのたびに何度も登場することはありません。
しかし書評情報は複数入力しますのでMARC上には複数の新聞名があることもあります。
たとえば、2017年上半期芥川賞を受賞したこちらは、6紙の書評欄に登場したようです。
「影裏」
文藝春秋(2017.7)
そして私がよく行く書店でテーマ特集されていた「定年後」の話題作、
「定年後」
中央公論新社(2017.4)
「TOOLi」では、新聞名および掲載日からの検索が可能です。
「このあいだの○○新聞に載っていたという本を探したい」というリクエストや、「購入の参考にしたい」という時に是非ご活用ください。