本日は「週刊新刊全点案内」2058号の発行日です。
掲載件数は1541件でした。
~こんな本がありました~
「歴史画 人間のものがたり」
(ART GALLERY テーマで見る世界の名画 8)
(2018.4)
テーマ別画集シリーズ「ART GALLERY」の最新刊は歴史画でした。
収録作は、死、処刑、戦争など、怖めの主題のものが多そうです。
解説によると、歴史画は、印象派が台頭するまで
西洋絵画の最高峰とされてきたのだそうです。
画力はもちろんのこと、
◎どんな出来事を主題に選ぶか
◎どの場面を選ぶか
◎脇役たちをどこまで描きこむか
◎主人公をクローズアップするか、それとも全体を描くか
◎照明は主人公・敵役に当てるか、それとも均質に照らすか
...等、画家の総合力的判断力が求められるからだとか。
教養・知性がそのまま出てしまうとは、えらいことです。
見るほうも「マラーの死か...お風呂で死んじゃったのね~」
で終わらせては、もったいないのかもしれません。
画集の解説をじっくり読み込んで、
鑑賞するのに良い分野かと思いました。