今週は傘マークの多い、梅雨らしい空模様です。
そんな雨と関連付けて、今月のデータ部ログ雑記のテーマは「泣ける本」です。
まず1冊目はこちらです。
「ちょっとだけ」
福音館書店(2007.11)
ずいぶん前に図書館で出会った絵本です。
生まれたばかりのあかちゃんに付きっきりのママを見て、お姉ちゃんになったなっちゃんは、何でもひとりでしようとがんばります。
お友達がママと一緒にいるのを見ても、ひとりで一生懸命ブランコをこぎます。
"ちょっとだけ"ひとりでできるようになったなっちゃんですが、ママにこんなお願いをします。
「ママ、"ちょっとだけ"だっこして......」
...ママはどんな反応をするでしょう。
この絵本と初めて出会ったとき、ものすごく心にグッとくるものがありました。
弟や妹が生まれて、嬉しかったり、やきもちを焼く、というストレートな気持ちとは少し違う姿があるからかもしれません。
そして、私もなっちゃんと同じく、弟がいるからかもしれません。(しかも2人も)
この絵本をいろいろな方に紹介したくて、読み聞かせの練習をするのですが、なかなか進みません。
声に出すと余計に感情が込み上げ、思わず涙が出てしまうからです。
いたいけで、健気で、愛くるしいなっちゃん。
ママが読むと、お子さんに対する愛おしさが倍増するのではないかな...と想像する1冊です。
そして、こちらは先月の出た本です。
KADOKAWA(2018.5)
こちらも(たまたま)ママとこどもの、大人向けの絵本です。
子育て中のママが悩んでいる様子や、「今がつらいのに」という心の叫びには堪らない気持ちになります。
けれど、最後には大好きな赤ちゃんへの目一杯の愛情で満たされる絵本です。
この本を読み、思わず今月出産予定の友達のもとへ送ってしまいました。
気に入ってもらえますように。