7月の雑記のテーマは「発酵・保存食」です。
第2週は梅干し。子供の頃から梅干しが好きでした。
今日は我が家に伝わる「梅干しの楽しみかた」をご紹介したいと思います。
叔母のお手製の梅干しは、毎年冬に温州みかんと共に送られてきます。
自家製ですから、美味しさのみを追求した、めっちゃすっぱくてしょっぱくてやわらかな、ふっくら小梅。
塩分を抜きたいときは、小梅が破れないように丁寧にぬるま湯で繰り返し洗い、ぬるま湯を入れた清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存します。
ですが、せっかくなので、そのままの「めっちゃすっぱくてしょっぱい」のも楽しみたい。
我が家のルールでは、梅干しは小梅とはいえ、健康のことを考えて一日一個まで!
容赦なく辛い小梅には(そうそう、西のほうでは、しょっぱいことを"辛い"ということがあります。)まずは白い御飯。
そして、梅干しには「おかゆ」も超オススメ。
おかゆを上手に炊いてくれるのは、やはり炊飯専用土鍋くん。
二杯目もさらさらの状態で、おかゆが食べられます。
白いおかゆだけではなくて、茶がゆもまたよろし。
茶がゆには、ほうじ茶のティーバッグを使います。
ほうじ茶は先に煮出しておき、冷ましてから茶がゆ用に使うので、作るときはどうしても時間的に余裕のある土日になりますが。
母の実家では「つけごはん」といって、茶がゆに白い御飯を加えて食べるという、謎の食べかたがありました。
子供ながらに、おかゆに御飯をトッピングというか、混ぜ込むというか、そんな食べ方をして良いのだろうか? と思っておりました。
梅干しのしょっぱさを自分で調整しながら食べるということなのかしら。
御飯といっしょなので腹もちは良さそうです。
でも、そんなふうに食べはじめてしまったら、おかわり何杯分かわからないし、おいしくて、やめられなくて、いつまでたっても「ごちそうさま」が言えない。
「つけごはん」は梅干しの究極の楽しみかた、といえるかもしれません。