このところ、暑さで目が覚め、天気予報で予想最高気温を確認してはゲンナリといった毎日で、いつにもまして天気のことが気になってしまいます。
というわけで(?)気になりついでに天気・気象・気候関連でどんな件名標目があるか調べてみました。
TRCの件名典拠ファイルには「参照分類(TRC)」という項目があり、TOOLiなどでは典拠ファイル検索の対象項目になっています。
TOOLiの"典拠検索"画面で、検索対象とする典拠種別を"件名"に絞り、件名参照分類の検索欄に"451"といれて検索をしてみました。前方一致検索になっていますので、参照分類(TRC)が451.35などのものもまとめて検索することができます。
結果
295件の件名典拠ファイルが該当しました。
うーん、多い。
「気候」「気候-日本」「気候-東京都」などをそれぞれ1件とするカウントなので、「気候-(地名)」の類を除くと半分くらいの数になりますが、それにしても沢山の件名標目があるものです。
暑さについて調べるなら「気温」「異常気象」「地球温暖化」あたりでしょうか。
「水温」や「エルニーニョ」「ヒートアイランド」「温室効果」「温度測定・測定器」なんて件名もありました。
「地球温暖化」といえば、これは分類のはなしになりますが、日本十進分類法(NDC)10版で「451.85 気候変化.気候変動:温暖化,温室現象」の項に「*地球温暖化のメカニズムはここに収め,温暖化の環境に及ぼす影響や温暖化対策は,519の下に収める」という注記が追加されました。
NDC10版を採用している場合には、同じ件名標目「地球温暖化」でもその本の内容によって451.85と519の下に分類(配架)が分かれるので、実際に書棚に探しにいくときには注意する必要がありそうです。
今回、気象関係の件名標目を参照分類からさがしてみましたが、「人工降雨」「不知火」「球電」「空中電気」「ビル風」「凍上」など、いままで自分では使ったことがない件名がみつかることみつかること。
他の分類でも典拠検索をしてみると意外な件名標目がでてきて、MARCでの検索の幅もひろがりそうです。