本日は週刊新刊全点案内2074号の発行日です。
掲載件数は1220件でした。
*こんな本がありました*
旅行先でテレビをつけるたびに
「そうだチャンネルも番組も違うんだった」となります。
私同様、在住の地域のテレビ局以外に触れる機会はあまりない、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。
こちらの本の巻末のテレビネットワーク図を見て「民放って130社近くもあるのか!」と驚いてしまいました。
全国のキー局ではない民間放送の中から、北海道放送、IBC岩手放送、山形放送、福島テレビ、新潟放送、山梨放送、中国放送、南海放送、高知放送、熊本放送、南日本放送、沖縄テレビ放送の12局にヒアリング、インタビューした一冊。
いずれも1950年代から60年代までに開設の、各地方での最初の地方民間放送局とのこと。
局の開設や運営、自主番組制作などに実際にたずさわった、あるいは、現在たずさわっている方たちの証言でローカルテレビの軌跡をたどっています。
メディア研究にはまったく詳しくない私でも、当事者の語りにはひきこまれるものがあります。
その地域ならではの話がある一方で、インタビュー集としてまとめて読むと見えてくる全国共通の課題もあり...
日本でのテレビ放送開始から半世紀以上たち、テレビをとりまく状況も変っていくなかで、今でなければ残せない記録かもしれません。